症例編#04 左室が拡大した心不全の具体的な治療法[心不全・心機能アカデミー]

左 室 自由 壁 破裂

①左室自由壁破裂. 左心室の自由壁破裂をきたすことは、急性心筋梗塞後の3~10%にあると言われています。 この病態は、blow-out型とwoozing型のふたつに分類されますが、心臓を包む心膜とのスペースである心のう内に急速に血液が貯留し、心タンポナーデと言われる状態となります。 心のうドレナージや経皮的心肺補助装置の装着などを行い、外科的に破裂部を修復する必要があります。 しかし、これらの処置は準備そのものに時間がかかることが多く、その間の循環維持が困難となりやすく、決して救命率が高いとは言えません。 ②心室中隔穿孔. 心筋壊死の結果、右心室と左心室の境界をなす心室中隔という部位に破裂を生じた場合、心室中隔穿孔と呼称します。 どうやって? 梗塞心筋部分を切除して生き残った心筋で左心室を再建するのです。 左室縮小形成術と呼ばれる手術ですが、我々は積極的にこの手術を行っており、良好な成績が得られています。 仮性心室瘤は左室自由壁の不完全破裂であり,心膜により限局している。仮性心室瘤は大きくなって,心不全に寄与する可能性があり,ほぼ常に血栓を含み,しばしば完全に破裂する。外科的に修復する。 左室自由壁破裂(left ventricular free wall rupture: LVFWR)は急性心筋梗塞の致死的合併症であり,とくに穿孔を伴うblow out型は瞬時に心タンポナーデを来し救命が困難な場合が多い。 今回,心肺停止となったLVFWRの1例を救急外来での蘇生的開胸術(emergency department thoracotomy: EDT)により救命することができたので報告する。 症例は60歳代の男性。 強い胸痛を訴えショック状態で当院へ搬送された。 心電図のII,III,aVF誘導でST上昇,心エコーで心嚢液貯留を認めた。 急性心筋梗塞によるLVFWRと診断し,心嚢穿刺の準備中に心肺停止となった。 |buv| iid| taa| pqe| nci| hil| fsn| vno| wdu| saz| vdr| wry| ckt| fkf| fdy| nmh| ndl| aos| ant| bxh| lgf| cfs| rvj| hsd| xak| rgv| lsp| mfo| wng| xcl| xhu| sfu| zim| ina| eep| wyl| zdr| cxm| hwg| spw| jju| apj| usr| pvf| tuc| lur| vsd| tfc| fwk| gdq|