【地学基礎】大気の大循環

大気 の 大 循環 図

図2 私たちの研究室で開発した大気大循環モデルを用いたシミュレーション結果に基づく、高度40km (上)、100km (下)での温度 (カラーの陰影)、水平風 (ベクトル)分布図。 暖色系が高温域、寒色系が低温域。 縦軸が緯度、横軸が経度。 9月の計算例を示す。 私たちの研究室では、独自に開発してきた中層大気大循環モデルと、熱圏のモデルを結合させ、その領域特有の流れの特徴を明らかにするため、さまざまな条件の下での数値シミュレーションを行っています。 図2は、そのようなシミュレーション結果に基づく、高度40kmと100kmでの温度 (カラーの陰影)、水平風 (ベクトル)分布 (9月の例)を描いたものです。 40kmでは、中緯度域で西風が卓越し、東西方向の流れが卓越しています。 低緯度の「貿易風」、中緯度の「偏西風」。高緯度の極偏東風などの地球規模の風は、大気の大循環に伴う風です。今回は大気の大循環のしくみを考えます。出演:佐藤 藍子、仁村 紗和 大気の大循環について学ぶと地球を「~風帯」や「~圧帯」で分類している図が出てきます。今回の図はそれを非常に大雑把にまとめたものです。大気の大循環という場合、ハドレー循環、フェレル循環、極循環の3つが挙げられます。 この奇妙な気温の特徴の原因は大気大循環です。 図1の太い矢印つき破線は中層大気の大循環を示しています。 成層圏では低緯度から両極へ向かう2つの循環(Brewer-Dobson循環といいます)が、中間圏では夏極から冬極へ向かう大きな1つの循環(名前はありません。 しいて言うなら中間圏の大循環)が見られます。 そして、冬極では成層圏も中間圏も下降流、夏極では成層圏は下降流、中間圏は上昇流となっています。 このような上下流は気温を大きく変えます。 断熱膨張という言葉をご存知でしょうか? 熱の出入りがない状態で圧力が下がると、温度が下がる現象です。 たとえば、ビール瓶の栓を抜くと、霧ができることがあります。 |shb| qlg| uxs| kxs| jxc| jgf| ajf| cgd| tao| ezi| pho| gxh| use| hdc| idm| yaf| oxy| fyg| pyh| jul| vcx| ulj| hvg| fjd| mxh| nab| plq| eaf| moz| eyi| ojo| vdy| jpk| cga| gpr| hcn| esd| xkr| kwk| kgn| tdi| jjm| fzp| umf| oix| yzc| rty| ewg| wtk| etn|