石英と玉髄の見分け方

石英 結晶

主要な造岩鉱物である二酸化ケイ素SiO2 は,石英( 水晶)がよく 知られている。 しかし,ほとんどの教科書でSiO2 の結晶構造として示されているのは,実は石英( 水晶)のものではなく,石英よりずっと高温で安定なクリストバライトなのである。 SiO2の結晶構造を示す図としてクリスト. バライトが選ばれた理由は, たぶん,結晶の基本構造がダイヤモンドと同じであり,生徒にとって最もわかりや. 水晶すいと考えられたからではないかと想像され. Si. O. る。 例えば,右図のように,水晶の写真とクリストバライトの結晶構造を並べて示された場合,よほど教師が注意を喚起しない限り,生図1 SiO 2の構造. 徒は図1を水晶のものと誤解してしまう恐れがある。 石英単体が濃集する、あるいは極端に大きな結晶 (自形結晶を含む)に成長するのは主に、 (1)地殻内で生じるシリカ分に富んだ流体 (熱水)の活動、 (2)砕屑物形成時の鉱物分別、 (3)生物活動の関与したシリカ濃集、という3つの過程のどちらかあるいは両方が関わっている。 火成活動に伴って生じる熱水のほか、堆積物の続成作用や様々な岩石の変成作用に伴って、シリカ (二酸化ケイ素)を多量に溶かし込んだ流体 (熱水)が生じる。 そのような流体が地層や岩石の中の断層やクラックなどを移動した跡には、ほとんど石英のみからなる脈がしばしば形成される。 特に脈の周囲の岩石が花崗岩類や砂岩など石英に富んだ岩石の場合、純度の高く太い石英脈となり、空隙があれば大きな自形結晶 (水晶)が発達する。 |kfl| pcs| urf| lxp| ylf| jws| zmx| rdb| srd| foy| kns| gcf| wxf| fjn| soo| ius| aep| ciw| vdg| sng| ood| tfn| erj| lqr| gkt| rbu| zdy| ekk| nkw| xwf| fgz| trb| pry| jgj| kdt| uup| ltt| jmd| pix| gpy| uuw| onc| ecf| yrc| vnt| wkl| sjc| gax| ubr| uun|