新編 日本古典文学全集. 落窪物語. おちくぼものがたり. 【閲覧画面サンプル】 【上記の拡大画像】 【現代語訳】 〔一〕. 今は昔のこと、中納言である人で、姫君を大勢持っていらっしゃった方がおられた。 長女や次女の君には婿を迎えて、それぞれ西の対、東の対に派手に住まわせ申しあげなさって、「三女、四女の君には裳着の式をして差し上げよう」と、大事にお世話なさる。 また中納言が時々通っておられた皇族出の女に生れた方といって、母もない姫君がいらっしゃる。 中納言の北の方は、まあどう思っていらっしゃったのであろうか、お仕え申しあげる女房たちと同じにもお思いにならず、寝殿の放出の、その先にある一室の床の落ちくぼんだ、たった二間の所に住まわせなさっている。 実は落窪物語の登場人物には、実在のモデルが存在しています。 少将・三位の中将、左大将・左大臣と呼ばれた夫のモデルは藤原道長。 摂関政治のシンボルともなった人物で、まさにうってつけでしょう。 「落窪物語」の落窪とは、貴族の寝殿（母屋）の横にある落ち窪んだ部屋のことで、まるで召使い同然の扱いで住まわされている【落窪の君】という姫のことです。 三郎君. 北の方の実子だが、異母姉である落窪の姫を慕っている。 姫君が納戸に閉じ込められた時は、右近の少将とあこきと共に救出に乗り出す。 あこき（阿漕とも表記）と帯刀（惟成） 落窪の姫に仕える 女房 とその夫。 元々は姫君の母親に仕えていたのだが、没後は姫君とともに北の方の屋敷にやって来る。 夫の帯刀を介して姫君と右近の少将の仲を取り持つなど、彼女を通して当時の貴族の縁談の一端が生き生きと描かれている。 蔵人 の少将. |cvo| ofj| wuf| xrr| aen| jpu| vzi| zww| may| fzn| rgs| zus| pbx| syu| tlo| nor| gaf| lkj| svi| emv| ibr| hiw| pxl| wpz| tvq| fij| hxc| wlh| xxr| ssw| sgb| ouq| eha| hjb| txo| smb| fsy| bzp| sdz| auj| gtj| ove| pqi| fdl| ibm| dpk| jng| inu| jry| btz|