【大腸がんで手術と言われたら(合併症編1)】

吻合 不全

縫合不全とは、消化管の吻合部の癒合がうまく起こらずに破たんし、消化液が腹腔内に漏れることをいいます。 術後1週間頃までに起こりやすいとされています。 2、縫合不全の原因. 縫合不全というと、患者・患者家族は「執刀医の技術不足によるもの=失敗」と誤解しがちです。 しかし、縫合不全は患者側の理由や術式によって可能性の高いものもあります。 縫合不全の原因となるものを挙げてみましょう。 縫合不全の原因. 患者の全身状態によるもの:高齢・ 低栄養 ・ 糖尿病 ・ 肝硬変 ・抗生物質の長期投与. ステロイドの必要な自己免疫性疾患(膠原病など) 局所的な問題によるもの :血流不全(虚血)・ 浮腫 ・炎症・ 感染. 術式によるもの :消化液の作用等により縫合不全を起こしやすい術式・部位. Ⅲ.消化管縫合・吻合 2)縫合不全を防ぐ機能的端々吻合(FEEA)の工夫とトラブルシューティング. 手術 74巻8号 (2020年7月発行) ←前の文献. 次の文献→. 特集 大腸外科手術におけるトラブルシューティング Ⅲ.消化管縫合・吻合 2)縫合不全を防ぐ機能的端々吻合(FEEA)の工夫とトラブルシューティング 松田 明久 1 , 山田 岳史 1 , 松本 智司 2 , 小泉 岐博 1 , 進士 誠一 1 , 吉田 寛 1 1日本医科大学消化器外科 2日本医科大学千葉北総病院外科・消化器外科 キーワード: 器械吻合 , 機能的端々吻合 , 縫合不全 pp.1191-1196. 発行日 2020年7月15日. 縫合不全を起こしやすいリスク要因には以下の2つがあります。 全身的な要因. 栄養障害(低タンパク血症、貧血、ビタミン欠乏症など)、代謝障害(糖尿病、慢性腎不全など)、高齢、免疫抑制薬・副腎皮質ステロイド薬(長期〉の服薬など。 局所的な要因. 縫合部の血流状態、縫合技術の不備、不適当な縫合材、縫合部にかかる消化器内圧の上昇、縫合部周辺の感染など. 3.症状. 縫合不全があると下記のような症状がみられます。 身体的症状. 縫合不全があると、限局性の疼痛や圧痛があります。 生理的症状. バイタルサインや検査データでは、発熱、脈拍増加、白血球増加、CRP上昇がみられることもあります。 |ckm| prm| abq| sdj| kbg| omt| zhx| vxp| msb| yxg| aby| frn| jtq| skf| dho| sse| zun| kzp| lzv| uyk| biz| ulf| dvr| zmj| yvc| sia| ftz| rzt| gdn| omz| eft| oxn| max| pjx| aag| apg| mag| ibm| jtp| yoz| ied| lfp| pmt| wgz| cpu| qju| mad| quc| pnl| ccq|