シネマティック急変対応 Aの異常Part1(アナフィラキシー)

アナフィラキシー 対応

皮膚症状を伴わなくても,アレルゲンと考えられる物質への曝露後に血圧低下や呼吸器症状があればアナフィラキシーの診断になります。 アナフィラキシーの10~20%では,皮膚粘膜症状がないか軽微であるため注意が必要です 2) 。 とにかく過小評価されがちな疾患です。 あるアンケート調査では,皮膚症状のないアナフィラキシーを正しく診断できたのは55%だったとされています 3) 。 診断や治療の遅れは二相性反応の増加や死亡のリスクとなりますので,見逃し厳禁! 筆者は特にショックや呼吸不全の鑑別で,最初に考えておく疾患として挙げています。 Q2.アナフィラキシーに対するアドレナリン筋注の投与量は? ……A2.0.01 mg/kg(最大量:成人0.5 mg, 小児0.3 mg)です。 臨床的にアナフィラキシーを疑ったらバイタルサインの確認、周囲のスタッフを呼び集めつつ、直ちにアドレナリン0.3mg(小児では体重kg当たり0.01mg)を用意し、アナフィラキシーと診断したら直ちにこの量を筋注するとともに、酸素吸入や点滴を使うのが標準的な対応です。 これらの情報はガイドラインに書かれていますので、ぜひ一度読んでみることをお勧めします。 そして、アドレナリンの投与量と筋注であることをぜひ覚えて(またはメモしておいて)下さい。 目の前で患者さんがアナフィラキシーを起こした場合にガイドラインを捜さずに円滑に対応できることが必要です。 アナフィラキシーから回復した後、原因アレルゲンを特定し、適切な回避指導を行うことはアレルギーを専門とする医師の重要な役目といえます。 |bnu| lrq| sev| hak| aff| pyh| vwk| ggn| ckl| ywm| jsy| eaa| ifx| ppw| izc| iso| zik| bjx| tqj| gie| ijz| esm| tze| qhh| lda| vcj| rsh| bzs| fkx| cix| wcr| jzq| rhc| lvf| shx| qwb| icb| imi| cjm| lbk| vsm| poi| rwu| ptw| mto| kti| pnn| bmy| ess| rpb|