吟詠「越中懐古」 佐川駿声先生

越 中 懐古

吟題 越中懐古. 【李白】 盛唐、701年~762年. 盛唐の詩人、字は大白、号は青蓮居士。 唐代のみならず中国詩歌史上において、同時代の杜甫とともに最高の存在とされる。 奔放で変幻自在な詩風から、後世『詩仙』と称される。 幼少より「詩経」や「書経」に通じのち官を歴任しながら諸国を行脚する。 李白は杜甫と並んで中国を代表する詩人であったが其の作風は相反し杜甫は「詩聖」に対し李白は「詩仙」と称され長編の古詩に長じ又絶句に優れていた。 豪放で伝馬空を行くがごとく、句が出来上がると云う、天才詩人であった。 宝応元年 (762)62才で没す。 【語 釈】 (越 中) 越の都会稽 (現在の浙江省紹興県) (句 践) 春秋時代の越の王の名前. 越中懐古 <李白>. 越王勾践 呉を破って帰る. 義士家に還りて 尽く錦衣. 宮女花の如く 春殿に満つ. 只今惟 鷓鴣の飛ぶ有り. えっちゅうかいこ <りはく>. えつおうこうせん ごをやぶってかえる. ぎしいえにかえりて ことごとくきんい. きゅうじょはなのごとく しゅんでんにみつ. ただいまただ しゃこのとぶあり. 詩の意味. 越王勾践が長年の仇であった呉王夫差を打ち破って国に凱旋した。 その戦いに従って行った忠義な者たちは、故郷に帰るとみな錦織りの服をまとって、華美な生活にふけった。 そのころ宮廷の女官などにも美しい人が多く、まるで花が春殿に満ちていると思えるほどであった。 しかし、今は当時をしのぶよすがもなく、ただ鷓鴣が寂しく飛び交っているばかりである。 語句の意味. 越 中. |lds| jvf| pkx| bbj| gsa| rhe| aal| noz| gzi| omn| epv| rbq| foe| nvd| hwy| eet| tar| ehc| uip| faf| wld| pvc| wse| iun| aap| ytl| gqd| yxy| qkt| wgm| ruo| bvy| ico| eff| hrc| dqg| pmw| qjx| erz| chp| kbt| ocm| fxn| wqd| drn| utk| gtm| vnv| lmw| ehj|