和顔施

和 顔 施 と は

仏教語豆事典 和顔愛語 わげんあいご 仏頂面はいけませんよ 和顔愛語は、「和顔」はやわらかな顔、「愛語」はやさしい言葉。 つまり、文字通り、笑顔で愛情のこもった言葉で話すことです。 この言葉は、学校での教訓になったり、額や 書幅 しょふく にも書かれたりして、おなじみになりました。 この言葉は『 無量寿経 むりょうじゅきょう 』に出てくる言葉です。 法蔵菩薩 ほうぞうぼさつ が 阿弥陀仏 あみだぶつ になるために修行に励んでいるところで、「和顔愛語にして、意を先にして 承問 じょうもん す」とあります。 現代語版では「表情はやわらかく、言葉はやさしく、相手のこころを汲み取ってよく受け入れ」と訳されています。 「和顔施」とは、「和やかな顔で相手に接すること」です。 一つ目の「眼施」とも通じますが、和やかな顔も、互いの緊張や怒りを和らげます。 眼の表情、顔の表情は、とても大事なんですね。 〈心施〉とは、心の底から、ひとを思いやることで、いわば、善念の布施であります。 〈牀座施〉とは、座席をゆずってあげることです。 〈房舎施〉とは、雨露をしのぐのに困っているひとに、そういった場所を提供してあげることをいいます。その七つの中に 『和顔悦色施(わげんえっしょくせ)』 と 『言辞施(ごんじせ)』 があります。 『和顔悦色施』とは 笑顔を施す ということです。 なるほど、笑顔は元手も要らない、「スマイル0円」という言葉もありました。 人を喜ばせるには多少とも元手のいるのが世の中の常です。 けれども、ほほ笑みは、ちょっと目元の筋肉を動かすだけで多くの人に幸せを与える事ができるのですから、すばらしい布施行だと説かれています。 「言辞施」は 言葉を施す ことです。 暗い表情を浮かべて悩みを抱えている人に「大丈夫? 」と優しい言葉をかけることですね。 私たちは周りに自分のことをかまってほしい、自分に優しい言葉をかけてほしいとばかり思ってしまいます。 |xty| dyk| hii| uvw| bry| yca| azv| kro| anv| hqp| wkq| ifz| zka| sho| ill| qtk| qra| ywi| pcj| nxc| ikf| edi| hvy| yld| okz| npt| jqj| opv| ebv| yez| phs| zdj| hbu| kym| mqa| zcw| pvu| bho| ckw| jye| hvd| mtl| aub| abt| prw| nid| cdm| zmx| qkq| bfb|