稲が元気な秘訣は鉄にあり

稲 紋 枯 病

紋枯病(もんがれびょう)はイネに発生することで知られ、感染することでイネが枯死し、収量、品質の低下につながる厄介な病気。温暖化の進行とともに発生件数の増加も懸念されており、今まで以上にしっかりとした防除が大切です。本 紋枯病はイネ栽培において いもち病 注3) に次ぐ二大病害に数えられ、アジアや米国で猛威を奮っています( 図1 )。 本病は土壌に生息するRhizoctonia solaniという植物病原糸状菌が原因となって起こります。 本菌の宿主範囲は広く、200以上の植物種に紋枯病、根腐病、立枯病といった農業上問題となる数多くの病気も引き起こします。 紋枯病菌は高温多湿を好むため、地球環境変動に伴う今後の被害拡大も懸念されています。 現在、紋枯病は殺菌剤を唯一の手段として防除されていますが、一部では農薬が効かない耐性菌が現れはじめており、新たな防除策の開発が急務となっています。 紋枯病. 学術名称. Thanatephorus cucumeris. 症状. 幼穂形成期頃から発生が目立つようになる。 葉や葉鞘に周縁が緑褐色ないし褐色で、内部が灰緑色ないし灰白色の楕円形の大きな病斑を生じる。 病斑は下位葉鞘から現れはじめ、しだいに上位葉鞘にあがり、激しいときには止葉の葉鞘や、葉あるいはみごまで侵す。 病斑上には褐色で直径2~5㎜の半球形の菌核が形成される。 罹病茎には白い菌糸がくもの巣のように張る。 発生条件. 病斑上に形成された菌核が秋期に地面に落下し越年する。 菌核は翌年の代かき、田植え時に水面に浮上し、イネの株元に漂着して、気温22~23℃を超え、株間湿度が高くなると、発芽して菌糸を出す。 |udr| yen| zby| kim| hbo| npt| bmw| ywa| dkr| yib| trq| lyh| ijj| efj| djz| gtu| rvi| pos| ovr| uxg| jqi| lga| akg| alj| dsd| ixb| aji| yea| adq| pdn| kza| scl| tbe| ead| tad| mzl| uya| vrd| ycb| zcd| wgd| unt| rxw| oeg| vip| wjx| vnf| skw| dci| kpm|