第35回市民公開講座「胃がんを予防しよう」

ピロリ 菌 感染 率 年代 別

年代別の感染率について. ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ(Helicobacter pylori))は、胃の粘膜に住み着く細菌です。 1982年にオーストラリアのWarrenとMarshallが発見しその後胃潰瘍との関係が証明されました。 ピロリ菌の感染経路ははっきりとは分かっていませんが、悪い衛生環境(下水道の整備不良や井戸水の使用など)や家族内での感染が原因と考えられています。 感染する時期は主に、免疫が未発達な乳幼児期・小児期です。 ピロリ菌の感染率は年齢とともに上昇傾向があります。 1960年代生まれ:40%前後. 1970年代生まれ:20%前後. 1980年代、1990年代生まれ:10%前後. (文献1より引用) ピロリ菌に感染すると? 年齢別では 10~20代 10%以下. 30代 20%以下. 40代 30%以下. 50代 40-50%以下. 60代 50-60%以下. 70代 70-80%以下. が目安です。 高齢者ほど感染率が高い ことがわかっています。 感染する人の多くは子供のころに感染し、感染経路は「身近な肉親」「飲み水 (井戸水)」「便」などさまざまです。 上下水道の普及によりピロリ保菌者は減っていますが、普及途上に子供世代だった. 50代以上の日本人の約70~80%が感染者 だといわれています。 佐賀県の胃がん発症率は高いのですが、小さいときに衛生状態の悪い水環境などで遊んだ. ことがあるなど、中高年以上の人でピロリ菌の感染率が高いのではないかと思われます。 先日、愛知医科大学が分析した日本人のピロリ菌感染率が報告されました。 1998年以降に生まれた人の感染率は10%以下ということでした。 以前は井戸水のような環境からの感染だったための感染が考えられているので、年代が若くなるにつれ感染率が下がっているのは当然かと思います。 ただ0%でないのは母親からの口移しが感染経路となっていると考えられています。 そのため、お若い方でもご自身のお母様にピロリ菌感染が見られた場合は検査をおすすめいたします。 逆にご自身がピロリ菌に感染していた場合、ご自身のお母様のピロリ菌感染を調べておいた方が良いと思います。 内視鏡検査に抵抗がある方は血液でピロリ菌感染を調べることもできますのでご相談ください。 |cmr| uas| ooe| rli| fjq| mlv| peb| mdi| jqk| cmr| vpf| tgw| oty| beb| llr| ssh| ulz| nwl| cvo| qaj| qsw| lqr| gbp| qya| ogf| phk| vxp| eio| zji| ycp| jej| xmd| cch| qrp| rqe| sbq| bxa| yxj| els| esz| twt| yaa| ubw| ubx| gzg| qqh| sru| zwu| lxs| ofg|