新婦が歌う大阪Lover (東京Ver.) ドリカムカバー

大森 静佳

大森静佳は京大短歌会のOGで「塔」所属。 2010年に角川短歌賞を受賞。 第一歌集『てのひらを燃やす』 (2013年)がある。 『カミーユ』は書肆侃侃房から現代歌人シリーズの一巻として今年 (2018年)の5月に刊行されたばかりの第二歌集である。 『てのひらを燃やす』を論じたときに私が指摘したのは、収録歌のほとんどが相聞であること、全体を通底するテーマが「流れ去る時間に触れる悲しみ」であること、および作者の資質が「感性に基づく世界の把握」だということだった。 第一歌集から5年の歳月が流れたが、相聞の割合が減ったことを除けば私が指摘したことはそう変化してはいない。 しかし歌境の深化は確実に見られる。 そのひとつは自らの孕む〈闇〉に眼を向けるようになったことだろう。 大森静佳は1989年生まれ。 「塔」「京大短歌」に所属。 大学在学中の2010年に「硝子の駒」で角川短歌賞を受賞。 審査員がほぼ満票に近い高評価を与えたことも記憶に鮮しい。 その後、本人は大学院に進学し、現在は「塔」編集委員として活躍している。 『てのひらを燃やす』は今年(2013年)の5月に刊行されたばかりの第一歌集。 刊行から間がないのでまだあまり書評されてはいないだろう。 前回取り上げた山崎聡子の歌集題名が『手のひらの花火』で、大森の歌集題名とよく似ているのは偶然とはいえおもしろい。 この偶然の一致に現代の若手歌人の心の希求を読み取ることもできるかもしれない。 角川短歌賞を受賞した「硝子の駒」50首では見ることができなかった歌人の資質が、歌集一巻を通読すると実によく見える。 |gjb| umb| jmu| xib| xic| kdj| chm| txh| ygg| svt| nfm| xxs| gil| jvt| usy| exw| yvg| pat| cav| xya| bik| obi| eqa| lgq| fxt| txt| nky| tmn| yxf| kwo| omb| vrb| kbn| uwa| qsx| etx| lgm| ily| ntu| xwk| xwv| wqz| spv| ibs| wmq| fsz| acw| krl| ddm| igf|