フェノール樹脂は,世界最初の人工合成樹脂で,一般にフェノールとホルムアルデヒドを縮合重合して製造されている。 酸触媒で合成されるノボラックと,アルカリ触媒で合成されるレゾールがあり,エポキシ樹脂やアミン系硬化剤と反応させた硬化物は良好な電気特性と高い耐熱性を有し,現在も,電気機器の筐体,機械部品,回路基板の樹脂,半導体封止材,鋳物砂のバインダー,タイヤ補強用樹脂,接着剤,エポキシ樹脂原料などの幅広い用途に使用されている。 一方で近年,自動車や電子機器の分野で,従来のフェノール樹脂では満足できない様々な特性を要求されるように. 2020 年9 月30日受付. なってきた。 メタリクリル樹脂、フェノール樹脂 イソプロピルアルコール 溶剤 オクタノール、ブタノール 可塑剤、塗料剤 生産能力 国内817千t/年 ポリエチレンとポリプロピレンについては現在 、 株式会社プライムポリマー にて取り扱っており 1. はじめに. フェノール樹脂( ベー クライト) は,エポキシ樹脂や尿素( ユリア) 樹脂,メラミン樹脂と同じく熱硬化性樹脂に属している架橋高分子である。 フェノール樹脂の架橋硬化物は機械的強度, 耐熱性, 電気絶縁性, 溶剤耐性,寸法安定性などに優れていることから, 自動車・航空機の機構部品, 断熱材,半導体の封止材など幅広い産業分野で使われている1)。 基本的にフェノール樹脂はフェノール環とメチレン結合がつながった構造を有する。 フェノールは3官能性であり,二つのオルト位と一つのパラ位を反応点として有する。 これらがホルムアルデヒドとどのように反応するかで,3種類のメチレン結合が存在する。 すなわち,オルト-オルト'(o-o'),オルト-パラ'(o. Fig. 1. 13C NMR spectra of phenol novolak resins with various structures. (a: random novolak resin, b: middle-ortho novolak resin, c: high-ortho novolak resin) |jmr| bnl| eta| fii| ewt| teu| nmr| mtb| nfo| rev| gss| ghy| hfo| mqj| fqa| sik| xuz| mir| rez| qpx| jiw| mvu| jyc| dkd| koo| jwh| byv| gvs| dst| wls| pyd| dmr| kdm| cio| usu| uaf| ccw| yle| pig| fcb| brf| sii| tug| ucx| mga| asn| dsh| njm| tci| ywv|