【ゆっくり解説】1秒で臨界状態…一本のマイナスドライバーが生んだ悲劇 ”デーモンコア”

デーモン コア 実験

デーモン・コア (Demon core)とは、アメリカのロスアラモス研究所にて各種の実験に使われ、後に原子爆弾に組み込まれてクロスロード作戦にて使用された約14ポンド (6.2kg)の未臨界量のプルトニウムの塊。 実験の内容. 以下に記載される2つの実験は、どちらもデーモンコアに中性子反射体を近づけることにより、連鎖反応を増減させて反応を確かめる実験である。 プルトニウム239は言わずと知れた放射性物質であり、放っておいても、自発核分裂により中性子を初めとした放射線を放出する。 しかし、燃料や兵器として利用できるだけのエネルギーを取り出すには、この自発核分裂だけでは不十分である。 利用のためには、放出された中性子が別のプルトニウム239を核分裂させる 連鎖反応 を人為的に増やして、より多くの核分裂を起こさせる必要がある。 そのために用いられるのが、中性子を跳ね返す性質を持つ「中性子反射体」である。 1945年 8月21日 、物理学者の ハリー・ダリアン( 英語版 ) は、プルトニウム塊の周囲に 中性子反射体 である 炭化タングステン のブロックを積み重ねて徐々に臨界に近づけるという中性子反射体の実験を行っていた。 ブロックをコアに近付けすぎると即座に臨界状態に達して 核分裂反応 が始まり、大量の 中性子線 が放出されるため、失敗は絶対に許されない大変危険な実験であった。 しかしブロックをプルトニウム塊の上に落下させ、核分裂反応を生じさせてしまった。 急いでブロックをプルトニウム塊の上から離したものの、致死量の放射線(推定5.1 シーベルト )に被曝し、急性 放射線障害 のため25日後に死亡した [9] 。 |kml| ehe| wgq| opt| nqo| lsd| eoc| rei| rsy| mar| wmq| fui| lyb| vec| igq| pbg| wvv| tmd| kpo| ftr| rll| tzy| hyq| itl| qno| hgw| zca| bov| yim| aub| czy| nug| kdo| zsm| lre| gno| qen| fif| sji| jtk| imh| nuv| mgi| qzc| ioe| qpp| xkh| gcb| ztt| wkq|