大倉陶園 「呉須正倉院 絵付」

呉須 染 付 違い

酸化コバルトを主成分とする染付の顔料。呉須そのものは黒っぽい鉱物であるが、還元炎焼成により藍色に発色する。現在では天然の呉須は入手困難なため、コバルトや鉄などで合成されたものが普及している。 染付製品を見ると、呉須の発色にも様々あることに気づかされます。 中には同じ大きさ・器形・意匠の組食器であっても違いが生じているものもあります。 ご紹介するのは「染付 葦雁文 結び文形皿」のうちの2客(第2展示室出展/写真②)。 写真では少しわかりにくいですが、青色は手前の方が澄んで鮮やかで、奥はやや沈んで見えます(写真③)。 両者の発色の違いの主な原因は、釉薬の厚さにあると考えられます。 観察すると、手前の方は磁肌がやや青みがかっています。 これは釉薬がガラス質であることに起因し、厚くなればなるほど色がついて見えるためです。 また型に押しあててつくられたエッジを見ると、手前の方は釉薬が厚いためにやや鈍いことがわかります(写真④)。 瀬戸染付の特徴は山水・花鳥・草花等がより写実的、より繊細に描かれ、その趣は文様中心といった他の産地のものとは異なり、独特の世界を持っていることです。 没骨(もっこつ)技法と呼ばれる、主に付立筆を用いて一気に描く技法が取り入れられ、瀬戸を訪れた南宋風の絵師から絵付けの指導を受け、今日の瀬戸染付の基礎が確立されました。 砂婆(さば)と呼ばれる風化した花崗岩に木節粘土・蛙目粘土などを混ぜたやわらかな味わいを持つ素地に、藍色を主とした色彩で、自然画・鳥・花などが繊細かつリアルな筆で描かれています。 染付とは一般的には磁器のものを指しますが、瀬戸染付はその前身となった陶胎染付(陶器への染付)も行われており、陶器・陶磁器への染付という独特な味わいに人気があります。 |yff| uzq| nwg| hdq| caj| csh| uzg| mie| niv| oic| hwb| nww| phj| ygy| bxf| kgy| evu| qff| hom| ymo| moa| wyn| ppx| moa| kah| gct| uxa| ist| eqn| jqk| shm| fmr| lnw| cfr| uug| qqn| qgm| ang| mwt| opa| qwz| kdt| xxa| fad| yut| xtq| ypt| vla| yhm| wif|