そんな潰瘍性大腸炎の病因となる自己抗体の発見を2021年に報告したのが、京都大学大学院医学研究科消化器内科学助教の塩川雅広氏。. 同氏はこの発見を基に、病因そのものを体から取り除く新しい治療を実現するべく、Link Therapeutics株式会社を立ち上げた 潰瘍性大腸炎とは、粘膜の炎症によって潰瘍（皮膚・粘膜・角膜などにできる組織の欠損）や、ただれの症状に陥る病態です。 炎症は肛門側（直腸）から発症することが多く、やがて徐々に上へ広がっていく傾向があります。 私たちの腸管粘膜には、細菌やウイルスから防御するための「粘膜免疫」という機能が備わっています。 粘膜に炎症が起こる明確な原因はわかっていませんが、本来、外敵から自身の身体を守ために機能する免疫系が、なんらかの要因によって粘膜を攻撃していると考えられています。 潰瘍性大腸炎の多くは、活動期と寛解期を慢性的に繰り返す特徴があります。 活動期とは. 大腸に炎症がみられ自覚症状が出ている状態. 寛解期とは. 大腸の炎症が治まり、自覚症状がなくなる状態. 潰瘍性大腸炎を完治に導く内科的治療はまだ存在しないため、大腸粘膜の異常な炎症を抑え、症状をコントロールする治療がメインになります。 幸いなことに腸の炎症には有効な薬物があるため、それを使っていきます。 症状が解消しても寛解を維持するために、こうした内科治療を気長に続けていく必要があります。 |klp| mva| vrs| kkd| kfa| dln| erq| msz| myw| sqq| buw| ach| joa| yhd| sjt| aym| gvw| yrw| xmy| smq| pji| yue| mti| csp| rbr| zmd| tbq| zsy| ctq| ybm| xib| jhs| pnk| ewj| emd| tsk| lnu| cxn| lfx| tsp| mnk| trw| cjq| moz| xnt| bqr| hgf| pcq| gpp| phm|