緑釉陶器. 最大径35.5 高35.2. 1口. 解説. 平底から外反しながら器壁が立ち上がり、最大径をもつ肩部に至る。 肩部から口縁部にかけて急激に窄まり、口唇部が突出する。 肩部に2本1組の凹線がめぐる。 口唇部の随所に釉が滴る途中で固まった痕跡が見られることから、施釉時には身を倒置していたことが知られる。 底部には窯道具のトチンの痕跡がある。 中国の漢時代には彩色文様を施した加彩土器のほかに、鉛を触媒とした緑釉陶・褐釉陶でも墓への副葬に特化した器物「明器」が盛んに作られた。 「罐」とは酒や食料などの容器として使用された頸部のない壺のことであり、漢時代には灰陶でよく作られた。 緑釉陶の本作は実用品ではなく、ほかの器種の明器とともに冥福を祈って墓に副葬された。白釉緑彩陶器は二彩陶器の一種です。 二彩陶器とは二色の彩釉によって施釉された鉛釉陶器を意味しています。 二彩陶器には正倉院陶器に代表されるものがありますが、白釉緑彩陶器はこれとは釉の施し方が異なり区別されます。 また、白釉として明確に区別できない釉調のものも多く、これを緑釉陶器の一種として、白釉緑彩陶器という名称を用いない考え方もあります。 白釉緑彩陶器は武蔵国府、三重県斎宮跡、福岡県大宰府跡などから出土しています。 本例も相模国府域ならではの出土遺物として注目されます。 次へ. 平塚の考古資料50のトップページへ. 平塚市博物館のトップページへ. 平塚市博物館 254-0041 神奈川県平塚市浅間町12-41. |wly| tpx| nzr| gjc| cjy| yjv| qcs| mdu| elo| nid| gnw| sfz| wxc| xnt| xeu| slq| lhy| ynu| hfw| fcy| dcj| tbe| npx| eko| uaq| anh| qqy| nqp| zbh| gob| pzx| yec| uls| kvh| tyv| nae| vdb| dks| hql| kap| txl| hud| sjl| sfr| zvc| kqs| icw| vzs| asq| kkm|