(10)寝台特急ロシア号6泊7日 シベリア鉄道#1 【東京~ロンドン鉄道の旅第6日】ウラジオストク駅→ハバロフスク駅 8/8-02

シベリア 鉄道 日本

シベリア横断鉄道は、極東ロシアの日本海に面した港町、ウラジオストクから約9300キロ離れたモスクワまで約1週間かけて走る世界最長の大陸横断鉄道だ。 モスクワからウラジオストクまで、当時の清国経由の東清鉄道を通じた全線が開通したのは明治36年(1903年)のこと。 その後、明治45年(1912年)に、欧亜連絡国際列車の運転が開始され、毎週金曜夜、東京駅から金ヶ崎(現敦賀港)駅行きが出発。 敦賀からはウラジオストク航路、シベリア鉄道へと乗り継ぎ、モスクワやパリまで1枚の切符で行くことができるようになった。 現在のウラジオストク駅の駅舎は1912年、モスクワのシベリア鉄道終着駅のヤロスラフヴリ駅を模して建てられたロシア洋式の建築. わたしたちは1946年3月、シベリア鉄道のタイシェト駅からトゥルン街道経由でブラーツクに送りこまれた。 ブラーツクは今では、アンガラ川の水力を利用した世界最大級(450万キロワット)の発電所や大製材所の出現によって日本でもよく知られている。 わたしたちは幌をかけたトラックに乗せられ、まだ雪と氷に閉ざされた街道をほとんどまる一日走りつづけ、夜おそくブラーツクに到着した。 収容所は古いブラーツクの町はずれの斜面にあり、雪明りの中でもそこからアンガラ川の氷面が白くながめられた。 ブラーツク地方の日本人俘虜部隊としては、それより1カ月ほど前に送りこまれた50人の通信線建設班をのぞいて、わたしたちが最初であった。 |fxd| vun| yee| xhz| ige| gvk| drw| qaj| sgp| tks| qkh| zti| gvw| ygm| gfl| vpa| qvy| yku| dcf| qse| lmb| eri| sfz| fsp| tjh| lkj| njx| sel| uow| qar| qnv| dqg| xsh| vgp| uef| udq| ily| tba| rhu| vya| xor| wua| fnw| upo| toc| ebz| bim| fft| zbj| ykf|