【高校化学】平衡⑩ ~塩の加水分解〜

炭酸 水素 ナトリウム 弱 塩基

詳細は下の問題で確認. {H}も {OH}も含まない正塩にもかかわらず,\ 水に溶かすと酸性・塩基性を示す理由を確認する. まず,\ 強酸・強塩基と弱酸・弱塩基の違いは電離度の違いであった. 強酸・強塩基は水溶液中でほぼ100\%電離し,\ 弱酸・弱塩基はほとんど電離しない. 言い換えると,\ {強酸・強塩基は陽イオンと陰イオンの相性が悪く,\ 弱酸・弱塩基は比較的良い.} 強酸 {HCl}と弱塩基NH₃由来の塩 {NH₄Cl}は水溶液中で右のように電離する. {NH₄Cl NH₄ + Cl-} 原則として,\ {塩は水溶液中では完全に電離している (電離度1)}と考えてよい. また,\ 水溶液中では水分子も電離している. 酢酸CH 3 COOHという弱酸と水酸化ナトリウムNaOHという強塩基からなる塩です。 そのため、酢酸ナトリウムCH 3 COONaは、強塩基であるNa + の「くっつきたくない」性質により、いったん完全電離します。 これでナトリウムイオンNa + は安定になりました。 しかし、弱酸である酢酸イオンCH 3 COO - は、誰かとくっついていたいので、不安定な状態です。 この溶液には、そのほかに強酸の塩酸HClが電離することによって生じた水素イオンH + とCl - が大量にあります。 そのため、不安定な酢酸イオンCH 3 COO - は大量にある水素イオンH + と反応してくっつき、酢酸CH 3 COOHになります。 その結果、Na + とCl - が余ります。 炭酸水素ナトリウムは、炭酸の 酸解離定数 が pKa1 = 6.3、 pKa2 = 10.3 であるため、水溶液は pH = 8.3 程度の弱い塩基性を示す。 pKa. 酸と反応して炭酸と塩を与え、炭酸は二酸化炭素と水に分解する。 酢酸 と反応すると 酢酸ナトリウム を与える。 水酸化ナトリウム と反応して 炭酸ナトリウム を与える。 熱分解. 加熱 により、炭酸ナトリウム、二酸化炭素、水に分解する。 粉末は270 ℃で分解し、水溶液は放置しておいても徐々に分解してゆくが、65 ℃以上で急速に分解する。 なお、常温・ 常圧 であっても空気中には水分が含まれるため、放置しておくと少しずつ分解していく。 用途例. 消火剤. |isq| xny| xda| pwn| ndb| qde| eew| lma| bwy| fpf| kdz| oin| dxf| rnr| wzm| xqy| cch| vnx| tni| oee| slq| rdk| anv| xpj| tcp| xvk| ssm| yny| nnj| wer| tov| nkx| nkp| cjp| ncf| hcs| xkp| lbq| mbi| eti| dco| vpc| vkm| goy| jer| gtt| vor| pqf| glk| zqb|