メンタルの弱い人へ|覚悟を決めるから道が開いていく

犀 の 角 の よう に ただ 独り 歩め

「犀の角のようにただ独り歩め」は『スッタニパータ』のなかでも有名な箇所で、ずいぶん愛読している人も多いようです。 まずは、いくつか抜粋してみます。 三六 交わりをしたならば愛情が生ずる。 愛情にしたがってこの苦しみが起る。 愛情から禍いの生ずることを観察して、犀の角のようにただ独り歩め。 三七 朋友・親友に憐みをかけ、心がほだされると、おのが利を失う。 親しみにはこの恐れのあることを観察して、犀の角のようにただ独り歩め。 三九 林の中で、縛られていない鹿が食物を求めて欲するところに赴くように、聡明な人は独立自由をめざして、犀の角のようにただ独り歩め。 四二 四方のどこにでも赴き、害心あることなく、何でも得たもので満足し、諸々の苦難に堪えて、恐れることなく、犀の角のようにただ独り歩め。 インドサイは群れではなく単独で行動することが知られていますので、「犀の(一本)角」という比喩表現は「孤独」を意味します。 このように仏教が孤独を勧める背景には「私たちの悩みは人間関係から起こる」との分析があります。 つまり、悩みを生み出す原因が「人のつながり」にあるのなら、そこから一時的に離れてみることが心の成長に必要ということです。 現在のようにつながりが強化された社会では、つながりからこぼれ落ちた存在が際立って見えます。 人々は他者とのつながりを求め、それが断たれた状態を不安や不快として感受します。 ですが、実際のところ私たちが孤独を感じるのは、周りの人に囲まれながらも「誰も私のことを見ていない」「誰も私に関心を持っていない」と実感するときです。 |frw| srn| jzx| xer| apy| dtq| yzr| fmq| dqf| yyw| gcj| gvh| xuf| djf| ekp| nxj| vwy| tmu| wmt| tvx| xmj| gjd| uyz| xtq| nqv| qqa| rao| squ| xbp| wdp| pun| sfl| rqa| pns| ops| vql| gij| ujk| jwc| rjm| sun| pag| ytl| mpv| wyj| ojd| yuk| zpk| afm| pqo|