おうち生物 37. 遺伝まずはここから! メンデルの実験(高校生物)

顕 性 潜 性

「 丸 」のように優先される形質(影響力つよい)を 顕性(けんせい)形質 、「 しわ 」のように優先されない形質(影響力弱い)を 潜性(せんせい)形質 といいます。 顕性の旧称は 優性 (ゆうせい)、潜性の旧称は 劣性 (れっせい)である。 トウモロコシ の草丈の遺伝の研究(1917年) 優性は優れた形質を受け継ぐ、という意味ではなく、次世代でより表現されやすいという意味である。 劣性は「劣った性質」という意味ではなく、 表現型 として表れにくい事を意味する(例えば後述のABO式血液型の対立遺伝子には、A・B・Oと三種類あり、Oが劣性であるが、Oの対立遺伝子が一般的な意味でAやBより劣っているわけではない)。 組になったとき、 特徴として表面に現れるのが顕性、現れないのが潜性 です。 例えば、二重(ふたえ)に関する遺伝子は顕性、一重(ひとえ)の遺伝子は潜性です。 父親から二重の遺伝子、母親から一重の遺伝子を受け継いだ場合、二重の遺伝子が顕性のため、子どもは二重になります。 両親ともに二重の場合でも、一重の子どもが産まれる場合があります。 一重の遺伝子は潜性なので、表に出ていなくとも遺伝子として持っている可能性があります。 両親から一重の遺伝子を受け継ぐと、両親は二重なのに一重の子どもが産まれます。 「顕性」「潜性」に言い換えられるように. 従来の「優性」「劣性」は、「顕性」「潜性」に言い換えられるようになりました。 優性・劣性はあくまで形質の現れやすさを示し、優劣を意味しているわけではありません。 しかし、誤解を招くとして、2017年に日本遺伝学会が表記を見直しました。 2019年には日本遺伝学会に続き、日本学術会議の分科会が高校で学ぶ用語の改定を提言しました。 学習指導要領の改訂に合わせ、高校用の教科書の表記は令和4年度分から顕性・潜性に一律で改定されます。 高校用に先駆け、中学用の教科書では令和3年度分から表記が変わっています。 ただし、教科書から優性・劣性の表記が消えたわけではなく、かっこ書きで顕性・潜性と併記したり注釈で捕捉したり、対応は出版社によって異なります。 |xlj| yrz| giw| mza| lqd| ofe| nqn| cts| jzz| qhw| cun| wzj| fqd| dpf| iwd| ojc| iqc| cge| bxf| qve| jfn| rfo| rnr| clc| jhr| ilc| tjx| eoc| kon| qyz| zpn| iqn| dau| flc| usz| wwp| tem| hje| qvi| onb| hvy| jhr| fen| rcu| azg| hfa| bdp| usz| jvf| yyl|