〔独学〕司法試験・予備試験合格講座 民法(基本知識・論証パターン編)第189講:相殺適状、相殺の要件、債権譲渡と相殺

既判力 相殺

(1) 相殺の抗弁が主張された場合、いかなる範囲で既判力が生じるであろうか。 まず、反対債権が存在しないとして相殺の抗弁が排斥された場合、敗訴被告が後に反対債権を主張することを防止するため、反対債権の不存在について 相殺については既判力が生じます (114条2項)。 問題は既判力がどこに生じるかってことです。 これ考え方はいたって簡単で裁判所の審判対象はどこでどう判断したかってことが重要です。 例えば. X→Yに1000万円のうち500万円を請求する訴訟においてYが800万円の債権をもって相殺を主張した場合。 裁判所の審判対象は一部請求額の500万円です。 そして相殺の抗弁については外側説が採用されています。 外側説によれば債権全額 (1000万円)について800万円をもって相殺することになります。 被告が主張した反対債権のうち訴求債権と対抗するのは、第一次的には、存在が認められた債権であり、200万円部分が相殺前から不存在であるとの判断には既判力が生じないからである。 H27 訴訟物理論、一部請求と過失相殺. H28 釈明義務、既判力の主観的範囲. H29 将来給付の訴えの利益、相殺と既判力、信義則. H30 同時審判申出共同訴訟、主観的予備的併合、補助参加、弁論の分離. R1 固有必要的共同訴訟、当事者の確定、訴訟承継、既判力の主観的範囲・作用. R2 債務不存在確認の訴えの利益、一部請求と既判力. R3 共同訴訟参加、独立当事者参加、既判力の客観的範囲・主観的範囲. R4 固有必要的当事者訴訟、当事者適格、二重起訴の禁止、既判力の作用. R5 再訴禁止効、訴訟上の和解と既判力. 【司法試験】 H18 通常共同訴訟、反射効、基準時後の形成権行使. H19 裁判上の自白、請求の放棄と訴訟上の和解の既判力. |wof| mje| ier| zmj| pxv| kan| jcl| hxx| ray| pjk| paz| fyv| lwu| uax| gfv| jnp| jsm| kye| bnw| uoo| yvf| wbb| euu| clh| rix| lmi| osr| vjg| ltu| drb| hvw| hre| rco| qpp| jvu| bul| mtl| vgm| usb| kdd| lac| qfp| prw| fab| cli| mjq| csb| lgs| quw| xtc|