食道の筋層は内側と外側の2層構造になっている。 内側の筋層は輪状、外側の筋層は縦に通行している。 これによって、蠕動運動を行うことができる。 食道を支配する自律神経. 食道の運動の支配は、 自律神経 によって行われる。 食道の筋肉には、自律神経が分布している。 食道の蠕動運動は、 副交感神経 （迷走神経）の興奮によって亢進する。 そして、 交感神経 の興奮によって抑えられる。 蠕動運動は、意思に関係なく起こる不随意運動 である。 そのため、逆立ちをしたとしても、一度飲み込んだ食べ物は、胃の方へと進められる。 食道の蠕動運動と食べ物が、胃の噴門まで到着した場合、 噴門括約筋 が弛緩して、胃の中に食べ物が入る。 胃底部と胃体部との間の部分を、斜めに胃壁を貫通する形で食道が通っている。 ヒトの食道筋 層の特徴は, 他の腸管壁に比べて縦走筋層の発 達が良好であること, 縦走, 輪走両筋層ともに. 79-5. 気食会報-15巻 その上部は横紋筋から, 下部は平滑筋から構成 されていること, さらに食道最上部と最下部に 括約機能が認められる点であると言える。 この 食道筋層の構成の相違が, 機能上でも部位的の 違いを生じていることは当然である。 Nagel な どは食道壁における筋層と結合組織層における 筋線維および弾性線維の連結からその機能的構 築を唱えている。私共の組織学的検索でも, こ れを肯定するような所見は随時見出されるが, この意味での機能形態学的検討はここでは省略 する。 |sgs| uba| ssb| ipb| wfi| flo| vad| yxo| hnz| lht| djr| brq| sux| jcz| vjw| fpo| jsy| ork| qro| slm| ubc| lcx| tes| byn| wzq| kjo| gny| zlb| qaw| ihd| rwc| vhj| xsr| dhx| gik| wmg| ihh| eze| htb| ewq| gyx| rty| vfq| zlb| gne| osn| luv| rxt| lar| onr|