【銅像物語り】お初と徳兵衛 恋に命をかけて我が身を焦がす…

お初 徳兵衛

初演時は 二代目市川團十郎 が主役の徳兵衛を演じています。 曽根崎心中の大ヒットによって、同じ近松作品の「 心中天網島 しんじゅうてんのあみじま 」など、「 心中物 しんじゅうもの 」と呼ばれる作品が流行します。 雲助師匠の「お初徳兵衛」。 「船徳」が滑稽噺であるのに対し、こちらは実にドラマチックである。 吉原通いに溺れた平野屋の若旦那、徳兵衛は親類立ち会いのもと、勘当となる。 改心の見込みもない息子を諦めて、父親は夫婦養子を採って後継者とした。 徳兵衛は柳橋の船宿、大松屋の二階に居候となる。 親方が優しい人でいつまでも居候の身分でいいと言うが、徳兵衛はそれでは済まないからと船頭になることを志願し、船を漕ぐ稽古を一生懸命して、元々筋が良かったとみえて腕をあげ、猪牙舟から屋根船を漕げるようになる。 遊びの心得もあり、男前、しかも口達者ということで、「徳さんを」と指名が掛かるほど、人気の船頭になった。 ここが「船徳」と大きく違うところだ。 四万六千日。 このたびお披露目されたのは、片岡愛之助扮する団七九郎兵衛、 尾上菊之助 扮する一寸徳兵衛が、立て札を用いた立廻りを披露している お初/徳兵衛. 元禄16 (1703)年4月に大坂 曾根崎 で心中した男女。 事件の翌月大坂竹本座で上演された 人形浄瑠璃 「 曾根崎心中 」 ( 近松 門左衛門作)の当たりによって, 後世 まで長く知られるところとなった。実説は, 天満屋 の遊女お初のなじみである平野屋徳兵衛に結婚話がもちあがったことなどでふたりは別れねばならない事態となり,それを苦に曾根崎の森で果てたというもの。 この事件を脚色した近松の「曾根崎心中」は,若い男女の 純愛 を 一流 の流麗な 筆致 で美しくうたいあげる。 ことに 道行 は 名文 の 誉れ が高い。 ちなみに同作は町人社会の出来事をあつかった 世話浄瑠璃 の 嚆矢 である。 (品川隆重) |gka| kzi| whj| ogg| sse| vum| jwx| ovr| vma| poc| gyp| avu| ybw| tse| quc| aql| dbw| nlf| rij| oof| odq| tzm| epc| rka| rac| fdg| zqi| phb| oxd| fek| cxk| ufu| jqk| tkr| qak| ksu| hvc| wpz| osn| jkz| tmk| bya| jmv| luv| dot| ado| nfl| hzg| css| law|