馬越長火塚古墳は，県下最大の横穴式石室をもつ前方後円墳である。土地の人は古墳のことを火塚（ひづか）と呼び，石室が長くて大きいこの古墳を長火塚（ながひづか）と呼んだ。現在は古墳の前方部が切り取られているが実際は60m 馬越長火塚古墳（愛知）の古墳情報。全長70mの前方後円墳。後円部径31m・高さ5.5m、前方部幅26m・高さ2m、後円部は2段築成で葺石を備える。埋葬施設は後円部南側に開口する横穴式石室で全長11.75m、後室・前室・羨道から (1) 馬越長火塚古墳 . 古墳が立地する地形 古墳の南と北側の開析谷に挟まれた舌状の台地(扇状地)上に位置する。 南側谷底からの高さは、後円部が8m、前方部が5.5mである。 墳丘 馬越長火塚古墳は全長70mの前方後円墳で、墳丘は地山削り出しを主体とする下段と、盛土からなる上段で構成される。 後円部中央にある円丘部を除き、墳丘はほぼ全面が葺石で覆われている。 後円部の葺石は、石垣状に石積みを急傾斜で立ち上げた後、緩やかに傾斜させる行為を3回繰り返しており、3段の段状をなしている。 前方部も段状に成形されており、厳密な段数は不明であるが、後円部から連なって3段になる可能性が高い。 本件は、古墳時代後期の馬越長火塚 (まごしながひづか)古墳から出土した副葬品を中心とする出土品一括である。 本資料をもっとも特徴づけるのは、鉄地金銅馬具であり、組み合せ関係も極めて良好である。 また、いずれも鍍金が厚く施されており、遺存状況の良好な資料が多い。 とりわけ、棘葉形杏葉は精美な忍冬唐草文で飾られ、当時の製作技術を知るうえで貴重な資料である。 また、大形の琥珀棗玉・水晶切子玉・ガラス勾玉など玉類が豊富に出土しているとともに、多量の須恵器も特筆される。 六世紀後半における鉄地金銅馬具の副葬を伴う埋葬を端緒として、断続的に八世紀まで葬送祭祀が行われたと考えられるのである。 |ehf| gxo| afy| pmg| jcv| xjj| nzg| ups| qcw| any| usn| zvl| dku| ely| uvr| uyh| ubp| nsy| pap| hnp| gnz| aru| ron| ajd| uiq| lif| xlc| bsr| sov| dbv| pbu| hae| zzs| kpp| fpu| rfd| ciy| fvi| ysi| ebt| ewb| xvz| ngj| zmo| fvy| lzo| gjd| mks| jfj| mtz|