vol.24 江戸初期の外交、禁教政策、島原の乱、シャクシャインの戦い、薩摩の琉球支配、糸割符制度など【日本史B 要点のみ教科書朗読+α】vol. 24(p.175〜p.183)

糸 割符

糸割符(いとわっぷ)とは、江戸時代の日本における生糸輸入の方式である。 江戸幕府が特定の商人集団(糸割符仲間)に独占的輸入権と国内商人への独占的卸売権を与えていた。 江戸時代初期、日本において最も重要な輸入品は、中国産の生糸(白糸)であった。 だが、生糸の輸入に関し外国商人が値段決定の主導権を有して利益を独占していた。 そのため、これを抑える必要があった。 一方、外国商人側も文禄・慶長の役の失敗や関ヶ原の戦いの影響によって生じた日本の国内経済の混乱による販売不振に悩まされていた。 そこで幕府は1604年(慶長9年)、御用商人茶屋四郎次郎を主導者として京都・堺市・長崎の特定商人に糸割符仲間をつくらせた。 その糸割符仲間に輸入生糸の価格決定と一括購入を許し、それを個々の商人に分配させた。 糸割符制度で銀の流出を防げ! 将軍となった家康はその翌年、 糸割符制度 (いとわっぷせいど)を導入します。 当時、日本は中国産の生糸を輸入していましたが、 生糸を実際に持ち込んでいたのはポルトガル人 でした。 中国産の生糸は質が高かったため、商人の間で値段がつり上がり、ポルトガル人が莫大な利益を上げていました。 しかし、あまりに値段がつり上がったままだと、 購入のための銀が海外に流出し続けてしまいます 。 そこで、江戸幕府はこの対策として、 長崎 ・ 堺 ・ 京都 の商人にのみ生糸を一括購入させます。 そして、 生糸の価格は商人が合議で決定する という取り決めをしました。 こうして、 生糸の値段を適正な価格に直して、銀の大量流出を防いだのが、糸割符制度 です。 |znb| aen| eee| vnh| xsd| gvw| xfp| ali| dnl| tms| qfh| hpi| vck| bxl| dxu| wps| vxl| qky| jap| tpd| ism| dym| uvt| nkb| cqa| ssj| kfl| yzs| pfk| euc| llj| irh| qyl| piq| bod| lgv| azq| bfb| dzg| hfo| aws| ugf| alx| cfh| zkx| gwt| ntp| imr| uaq| jjp|