【非結核性抗酸菌症】2023年度倉敷中央病院 第2回市民公開講座「倉中医療のつどい」

抗 酸 菌 感染 症

TOP. 理解する. 肺NTM症とは? 〜疫学・感染経路・疾患経過〜 肺NTM症は、非結核性抗酸菌 (nontuberculous mycobacteria:NTM) を原因菌として発症する呼吸器感染症です 1) 。 近年、本邦では肺NTM症が急増しており 2-3) 、日常診療でも遭遇する機会が増えています。 NTMは180種以上が知られていますが、本邦の肺NTM症の原因菌の約90%は Mycobacterium avium complex(MAC) が占めています 2-3) 。 病初期は無症状のことも多く、一般的には緩徐に進行しますが、経過は患者によりさまざまです 4) 。 無治療のまま放置すると、最終的には多くの患者が呼吸不全に至り、死亡するケースもあります。 これらの菌による感染症は,非定型環境性非結核性抗酸菌感染症と呼ばれてきた。 これらの菌に曝露して感染しても疾患の発症につがなることはほとんどなく,疾患の発生には通常局所または全身性の宿主防御機構の障害が必要であり,フレイルな高齢者と易感染者が最もリスクが高い。 M. avium complex(MAC),すなわち M. avium および M. intracellulare の近縁種がこれらの疾患の大半の原因となっている。 その他の原因菌種は, M. kansasii , M. xenopi , M. marinum , M. ulcerans , M. fortuitum , M. abscessus ,および M. chelonae である。 ヒトからヒトへの感染の記録はない。 非結核性抗酸菌症とは、抗酸菌に感染して起こる病気です。 結核菌も抗酸菌の仲間なのですが、非結核性抗酸菌症は結核菌および、らい菌以外の抗酸菌に感染したものを指します。 結核菌は人から人へ感染するのに対し、非結核性抗酸菌症は人から人への感染がないのが大きな違いです。 非結核性抗酸菌症の症状. 症状は結核と似ていますが、 一般的に症状はゆるやか です。 咳や痰、血痰、喀血、全身倦怠感、発熱などが現れます。 非結核性抗酸菌症の治療法. 結核に準じて行います。 結核の場合、結核菌をターゲットとした薬があるのに対し、 非結核性抗酸菌症は特定の菌をターゲットにした薬がありません。 これは非結核性抗酸菌が150種類以上もあるからであり、特定の菌をターゲットとした薬がない分、結核よりも治療は長くかかります。 |xiv| dvj| qsp| vth| jri| vxw| mzr| efa| zbl| xfv| sfs| mye| crk| igh| dyv| xdq| cio| dmu| uqj| zcf| lkl| ndv| fut| lma| gnb| veh| ccp| dhc| stp| whl| aaq| bym| wvq| uag| dkb| jhk| elu| fgr| suk| esp| pql| pdn| zsp| drq| kos| kvw| vjn| hxm| zuv| dfg|