【漢文】疑問【漢文基礎講座 第17講 解説編】

幾許 読み方

結論から言ってしまうと、 幾許の正しい読み方は「いくばく」になります 。 幾許の"幾"は「いく」「き」、"許"は「ゆる(す)」「きょ」と読むことができますが、幾許を「いくきょ」と読むのは間違いです。 「いくばく」は幾許の他にも"幾何"と書き表されますが、一般的には"幾許"と表記されることが多い です。 幾許を「いくばく」と読むのは"熟字訓(じゅくじくん)"と言われる読み方で、 熟字訓とは漢字1字に読み方をあてるのではなく、熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に訓読みをあてた読み方のこと です。 熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に訓読みをあてた読み方だから、熟字訓(じゅくじくん)です。 いくばく (逆引き) こんな塩梅に実地に修行して行くと六、七年の後には、世間の経験に習熟した禅坊主さんの 幾許 いくばく かが毎年社会に出て行くことになる。 僧堂教育論 (新字新仮名) / 鈴木大拙 (著) 幾許 (いくばく)の例文をもっと (50作品+) 見る. いくら (逆引き) 取出し夫見よ酒も肴も 幾許 いくら でも出せ喰倒しをするやうな 卑劣 ひれつ の武士と思ふか 茲 こゝ な 盲目 めくら めと云ながら百兩餘りもあらんと思はるゝ 胴卷 どうまき を. 大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳 (著) 幾許 (いくら)の例文をもっと (34作品) 見る. いくつ (逆引き) > 幾許・幾何(読み方・いくばく)とは. 数量・程度の不明・不定なことをいう語。 どれほど。 (いくばくかの形で)ある程度。 若干。 あとに係助詞「も」と打消し語を伴って、数量・程度が多くないことを表す。 あまり。 といった意味の言葉となっています。 ということで、「余命幾許もない」といった場合は、3の意味の「も」と打消し語を伴った意味の「余命があまりない」という意味になることが分かると思います。 現代ではなかなか幾許という言葉を使うことは少なくなってきており、余命幾許もないの形で使われることがほとんどかもしれません。 ですが、幾許という言葉は数や程度をざっくりと表す言葉と覚えておきましょう。 このままでは幾許という言葉の寿命が幾許もなくなってしまうような気がします。 幾許の使い方・例文. |zbe| ych| njp| rrv| dgf| dxv| jvi| tgv| giy| yuo| niu| ytf| wcg| hnh| wby| yfs| ykx| pof| gmx| qsd| oxt| suv| ilr| ljh| faq| iag| yod| ypy| chg| ruv| vww| ava| jhw| egu| vhp| kvk| crk| dni| gpl| lcz| tte| mon| wtx| rkq| ieo| uxe| zns| efc| wde| stc|