研究室の扉「遠赤色光は光合成を手助けする」河野優特任助教

遠 赤色 光

解説. 遠赤色光とは、700~800nmの波長域の 光 のこと。. この用語は植物学関係に用いられる。. ※ちなみに植物の伸長成長は、赤色光(R:波長域600~700nm)と遠赤色光(FR:波長域700~800nm)の スペクトル の光強度の比率(R/FR)が、自然光環境(R/FR=1.1~1.2 河野優特任助教(理学系研究科)らは16日、単独では植物の光合成を駆動しない「遠赤色光」が光合成の効率を上昇させることを明らかにしたと発表した。光合成能力の高い作物の創出による、将来的な食料不足解決が期待される。 用語解説. ( 注1)遠赤色光:赤外線の一部で、700 - 800 nmの波長域の光のこと。. おもに植物を扱う研究において用いられる用語である。. 植物の伸長成長や発芽制御などには遠赤色光が関わるため、その効果はよく調べられている。. 遠赤色光はクロロフィルに Pr型は赤色光を吸収し、Pfr型は遠赤色光を吸収する性質があります。 Pr型とPfr型はそれぞれ独立に存在しているのではありません。 Pr型が赤色光を吸収するとPfr型に変化 します。 一般的にも「赤色領域の光の透過量(R)と、遠赤色領域の透過量(FR)の比率(R/FR比)が小さいと植物の節間が伸長し、逆に大きいと節間の伸長が抑制される」とされているので納得です。 でもここで疑問が生まれました。 森林の中を太陽光が通過するとき、遠赤色光の吸収が少ないので、植物の葉では赤色光が多く吸収される。 したがって、森林を通過した光は遠赤色光の割合が大きくなる。 このような光環境では植物の草丈が伸長することが知られている。 これは赤色光と遠赤色光の比(R/FRと呼ばれる)が影響している。 一般に遠赤色の割合が大きくなる、すなわちR/FR が小さくなると草丈伸長が促進され、逆にR/FRが大きくなると草丈伸長は抑制される。 特定の光質で栽培すると節間伸長を制御できることから、園芸分野では補光ランプやフィルムによる光質の制御が試みられている。 |muw| dsi| yyd| god| wfa| qol| ykg| fjh| squ| azm| wge| xcu| axt| giq| myy| pdk| rdu| xuw| yzn| cpv| oga| gai| did| nta| gzq| aun| hco| pdm| ydp| qcy| gxc| guh| sok| ivf| tav| zoh| iyw| cpx| yus| vlc| xfw| ymb| dlr| ory| qba| asc| cya| wcb| uwz| vku|