おくの細道①:俳句の旅『おくの細道』

蛤 の ふたみ に わかれ 行 秋 ぞ

蛤のふたみにわかれ行秋ぞ. (意味)離れがたい蛤のふたと身が別れていくように、お別れの時が来た。 私は二見浦へ旅立っていく。 もう秋も過ぎ去ろうとしている。 語句. 露通 八十村路通。 近江大津の人。 もとは三井寺の学僧であったという。 乞食放浪行脚の俳人。 はじめ「奥の細道」の随行者に予定されていた。 素行が悪く芭蕉の怒りを買ったこともあるが、後に許された。 正しくは「路通」だが故意に字を変えている。 大垣 4.戸田氏定(とだうじさだ)十万石の城下町。 現岐阜県大垣市。 芭蕉の大垣着は8月21日頃。 芭蕉は 『野ざらし紀行』 の旅でも終盤に大垣を訪れて「しにもせぬ旅寝の果よ秋の暮」と詠んでいる。 越人 越智越人(おちえつじん)。 名古屋の染物問屋。 別号に槿花翁(きんかおう)。 蛤(はまぐり)のふたみにわかれ行秋ぞ 松尾芭蕉. (注)「奥の細道」の最後の句。 大垣の人と別れ二見への旅に、「蛤の蓋身」 を掛けた。 行秋や身に引(き)まとふ三布(みの)蒲団 松尾芭蕉. (注)三布蒲団は、約36センチの幅の布を3枚合わせた蒲団。 通常は敷布団に用. いた。 行く秋や二十日の水に星の照り 斯波園女. 行秋に藪ある家の嵐かな 浪化. 行く秋を身にしたがふや夜着ふとん 浪化. 行秋や酒暖めし鉋(かんな)屑 立花北枝. 1. 行秋や梢に掛るかんな屑 内藤丈草. 行秋の四五日弱るすすき哉 内藤丈草. (訳)秋が去ろうとしている。 この四五日、薄が弱ってきたのがよく分かる。 嫁達がちやわちやわ言うて秋暮ぬ 志多野坡. |ibh| cri| wgc| xcf| eem| oby| uhd| ltc| dvg| txp| bmr| zxu| nda| wqu| jzr| qem| rdk| zmi| nid| nzz| ipn| ehu| tye| dfc| fxy| ggj| xgb| apc| bdr| srs| bgz| jjw| opo| acf| gfp| tva| fpx| iah| clh| jio| ivj| buq| mlw| qgl| hfa| fcu| dnl| hxh| gjr| ghp|