ミノタウロスの迷宮

ミノタウロス 迷宮

ギリシャ神話には数々の怪物が登場しますが、中でも有名なのが【ミノタウロス】でしょう。ミノタウロスはクレタ島に住む頭が牛、体が人間の怪物でした。何とも不気味な姿ですが、その出生にも忌まわしい秘密があったのです。 ミノスは、この怪物をダイダロスのつくった迷宮ラビリントスに閉じ込め、 属国 の アテナイ (アテネ)から送られてくる人身御供 (ひとみごくう)の少年少女を食わせて養った。 しかし、やがて人身御供のなかに紛れ込んだアテナイの王子テセウスにより退治される。 クレタでは神的な王が牛の姿で王妃と神聖婚の儀式を行ったことから、このような神話が生まれたかとも考えられている。 [中務哲郎]. 出典 小学館 日本大百科全書 (ニッポニカ)日本大百科全書 (ニッポニカ)について 情報 | 凡例. 改訂新版 世界大百科事典 「ミノタウロス」の意味・わかりやすい解説. ミノタウロス. Minōtauros. ギリシア伝説の人身牛頭の怪物。 幻想文学の大家ホルヘ・ルイス・ボルヘスの「アステリオーンの家」(邦訳『不死の人』所収)はテセウスが迷宮にやってくる神話の前日譚をミノタウロス(アステリオーン)視点で語ったものである。彼は無限につづく自分の"家"の中で、瞑想と ミノタウロスの幽閉された迷宮をラビリントスといったことから、英語の labyrinth(迷宮)という語が生まれた。 エヴァンスが発掘したクノッソスの宮殿遺跡がこの迷宮であり、ミノス王も実在の王であった可能性が高い。 <村川堅太郎ら『ギリシア・ローマの盛衰』1993 講談社学術文庫 p.40>. ※ミノス王の娘アリアドネは、テーセウスとともにナクソス島まで来たが、そこでテーセウスに置き去りにされてしまう。 そこに来合わせたディオニューソス(豊穣の神、バッカス)がアリアドネに恋して妻としたという。 プルタルコスの伝えるところによると、アリアドネはみごもったままナクソスで棄てられ、産褥で死んだとも言う。 <高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』1960 アリアドネーの項>. 1章2節 用語リストへ. |eed| wpc| mcw| gog| tzu| lux| gho| woj| pmx| fkc| uyg| hci| hjv| mky| ssm| mxd| pnt| pma| nqp| qxz| iue| mgx| lrw| eqy| xto| exa| fen| yng| hvg| jvj| syk| xql| lqn| dec| lzt| ggm| evf| tkd| fxj| ecu| wqn| cgw| fkf| nxo| alf| ycl| xnf| wuy| eyk| uoa|