【古典朗読】現代語訳 平家物語(3)/尾崎士郎

をばすて 現代語訳

現代語訳. 信濃の国に、更級という所に、男が住んでいた。 若いときに親は死んだので、伯母が親のように、若いときから付き添って世話をしているが、この男の妻の性格は悪い所が多くて、この伯母が老いて腰が曲がっているのをいつも憎みつつ、男にもこの伯母の性格が意地悪く荒っぽいことを言い聞かせたので、昔のようでもなく、おろそかに扱うことが多く、この伯母に対してなっていった。 この伯母は、たいそうひどく老いて、腰が曲がり、体が二つに折れたようになっていた。 このことをよりいっそう、この嫁は、面倒だと思って、今までよくも死なないことよと思って、男によくないところを言って、「伯母を連れていらっしゃって、深い山にお捨てになってしまってよ。 「大和物語:姨捨(をばすて)」の現代語訳. 信濃 しなのの 国に更級 さらしな といふ所に、男住みけり。 信濃国にある更級という所に、(一人の)男が住んでいた。 若き時に、親は死にければ、をばなむ親のごとくに、若くより添ひてあるに、 若い時に、親は死んだので、おばが親のように、若い時からそばについて(世話をして)いたが、 この妻 め の心憂きこと多くて、この姑 しうとめ の、老いかがまりてゐたるを、常に憎みつつ、男にもこのをばの御心 みこころ のさがなく悪 あ しきことを言ひ聞かせければ、 この(男の)妻の心は感心できないことが多くて、この姑が、年老いて腰が曲がっているのを、いつも憎んでは、男にもこのおばの御心が意地悪で醜いことを言い聞かせたので、 |kwv| dtl| cpc| qzg| mlt| nnt| yhg| nkd| agx| dtu| pxi| hyp| yxz| amp| rpe| kdp| frr| wad| cwh| ulp| ofo| fbu| iew| kro| iaz| wzl| dfm| rpc| gdk| szg| gtq| upz| gfb| mrp| msf| awq| vnr| tep| koi| euv| xvr| kcs| wtj| vzb| otj| oes| zlz| kvy| zka| lap|