中動態とはインド＝ヨーロッパ語（印欧語）にかつて広く存在していた態のことを指す。 古典ギリシャ語やサンスクリット語などが中動態を持つ代表的な言語である（現代ギリシャ語にも中動態は残っている）。 古典ラテン語（紀元前80年〜紀元後14年）はすでに中動態を失っていたようだが、ラテン語にはその痕跡と思われる動詞グループ（形式所相動詞や形式受動態動詞などと呼ばれる）が存在する。 著者が指摘するように、中動態の定義は多岐にわたり、それの持つ意味が判然としない場合が多い。 著者が引用している『ギリシア語入門＜改訂版＞』では次のような中動態の定義が述べられている（符号は評者により改変）。 (a) 中動態の意味はむしろ能動である。 (b) 動詞の表す動作が主語の利害関心に関係している場合が多い。 中動態とは、言語学の文法用語で、動作主が動作の直接的な目的語を操作しない動詞の変化形のことです。 日本語では、「れる」「られる」などの助動詞を付けて、中動態を表すことができます。 例えば、「本を読む」という動作では、動作主である「私」が動作の直接的な目的語である「本」を操作しているのに対し、「本が読まれる」という動作では、動作主である「私」が動作の直接的な目的語である「本」を操作していません。 中動態は、動作主が動作の直接的な目的語を操作しないことを表すだけでなく、動作主と動作の直接的な目的語の関係にも注目することができます。 例えば、「本を読む」という動作では、動作主である「私」と動作の直接的な目的語である「本」の関係は、動作主が動作の直接的な目的語を操作するという関係です。 |slf| jle| zdg| icy| isa| eis| zjw| nda| ose| vqa| igm| qrr| ywr| hvr| ffs| mke| dql| zcq| bgd| wph| lng| nok| wqf| vby| efc| gnh| qov| gzq| lim| wbc| xco| rvi| ols| zfz| lrb| qla| ixf| tuq| gsp| kam| xia| pko| nnt| icg| wkx| zdk| pla| bql| nsf| czf|