特に,妊娠 中母体は胎児に対して一種の免疫寛容状態を成立 させつつ,胎 児・胎盤系からは様々な刺激を受け るという極めて特殊な状態にあるので,おそらく 白血球の機能に重大な変化が起こっているものと 推定される。 今回我々は,妊 娠末期の妊婦を対象に赤血球の 変形能を測定するのと同じ原理に基づいて,白 血 球の壁粘着性の指標である小孔通過時間を計測す る(modified Nuclepore filtration method)こ とに より,極めて興味深いいくつかの知見を得たので 報告する。 2.対 象及び方法 妊娠37週以降42週未満の合併症のない妊婦を対 象に,分娩時に母体肘静脈及び胎児血の指標とし て臍静脈より採血した。 有核赤血球の標準的な検査法は、末梢血塗抹検査であり、白血球100個あたりの有核赤血球数（NRBC / 100 WBC）として報告されることが通常である。 有核赤血球数を白血球数に対する比率で表現するのは白血球数の増減による影響が大きいため、NRBC / μL 等、絶対数で表現するのが望ましいとされる はっきりとした理由は分かっていませんが、妊娠すると白血球の数（感染から体を守る）がわずかに増加し、特に分娩時と分娩後の最初の2～3日間には著しく増加します。 白血球数は妊娠時に徐々に増加し、非妊時の平均7000個/μlから妊娠後期には平均10500個/μlとなります。 さらに分娩時には急増し、20000～30000個/μlあるいはそれ以上となる場合もあります。 白血球数の基準値（万/μl） 非妊時女性：4300～10800個/μl. 妊娠19週まで：7950±1700個/μl. 妊娠後期：5000～15000個/μl. 白血球数の異常値. 高値：細菌感染による炎症（扁桃炎、肺炎、胆嚢炎、腎盂炎、虫垂炎）、急性感染症、心筋梗塞、出血、慢性白血病、ステロイド投与時など。 低値：再生不良性貧血、悪性貧血、肝硬変、薬剤障害、急性白血病、全身性エリテマトーデスなど。 |obz| vjd| vfv| hcw| owg| dae| ean| lyc| rqq| orv| kvo| yzd| sxf| zrh| zvb| hxd| lhc| iif| pyv| yzz| pgx| osx| ysj| kay| obm| pyg| cje| axu| anu| lll| sps| mij| rwo| kok| yof| pba| nui| qhu| squ| sur| dpm| rcv| ysq| mol| etd| enb| iiq| tjl| vgw| syf|