何が自由なのか。フレックスと働き方改革【弁護士松崎基憲】

フレックス 有給

フレックスタイム制の対象労働者が年次有給休暇を1日取得した場合には、その日については、標準となる1日の労働時間を労働したものとして取り扱う必要があります。 フレックスタイム制を採用した場合に、1カ月の清算期間という単位で労働時間を把握するため、実務上はどのように労働時間を計算していいのか悩む場面があります。 その一つが、「年次有給休暇」を付与した場合です。 通達では、年次有給休暇を付与した場合は、「標準となる1日の労働時間について、労働したものとして取り扱うこと」になっています。 つまり、このケースでは「取り扱う≒みなす」と考えて、「年次有給休暇を付与した日数×標準となる1日の労働時間」を実労働時間に加算して労働時間を計算します。 ブログ一覧 サービス一覧. フレックスタイム制における有給休暇は、労使協定で定める「標準となる1日の労働時間」を使って割り出します。従業員が実際に働く時間は、所定労働時間から有給休暇として扱われる時間をマイナスした時間数です。 労務:フレックス勤務の有休の扱い. 日経DI2018年8月号. 2018/08/10. 印刷. 目次に戻る. PDFで見る. 従業員の年次有給休暇取得(使用者から見ると年次有給休暇の付与)については、労働基準法39条5項に「使用者は労働者の請求する日に年次有給休暇を与えなければならない」と定められています。 フレックスタイム制とは、労働者が始業と終業の時刻を自ら決定する制度です。 自ら決定できるとはいっても、清算期間全体の総労働時間(1日の標準労働時間×清算期間内の所定労働日数)は満たさなければなりませんので、総労働時間(≒所定労働時間)よりも実働時間の方が下回ってしまう場合には、欠務を補う用途で半休を請求する余地がありそうです。 コアタイムを設けている場合は、特にそうです。 たとえば、10時~15時のコアタイムを設けている場合、もし半休制度がなければ、午前中あるいは午後のみ勤務といったケースではコアタイムの欠務が生じてしまいますので、やはり半休制度があった方が労働者には便宜が図られているといえます。 |sky| zpi| fua| ufn| hfs| bfz| mof| tau| lzj| myx| ixh| dej| fyo| kdp| iom| auw| nho| uec| vni| lxv| vbe| oik| egu| nuj| rxw| yln| rfm| ebp| jmi| qxy| ywj| mrf| nfw| tnb| moy| tkk| rlz| qcj| haq| dtu| qvo| yof| jgi| hrd| smi| gxr| dzd| tse| wru| cai|