「口唇口蓋裂の一貫治療」/ 歯科口腔外科 教授 三島克章

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私たちの思い. 口唇裂や口蓋裂は、上口唇やはぐき、口蓋が先天的に割れている疾患で、その発生頻度はおよそ550人に一人とされています。 この疾患に伴う問題は、哺乳、口唇の手術跡や鼻の左右差、軟口蓋の機能、顎や歯の発育、顔面骨の成長、耳鼻疾患、言語発達、社会適応など多岐に渡ります。 こうしんこうがいれつ. 口唇口蓋裂は、上口唇(うわくちびる)の皮膚や筋肉、口蓋(口と鼻の腔を隔てる上蓋の構造)に裂(割れ目)が生じたものです。 口唇にできる裂を口唇裂、口蓋にできる裂を口蓋裂と呼びます。 口唇裂・口蓋裂のどちらか一方だけにできる場合もあれば、両方が合併する場合もあります。 また、左右のどちらか一方に裂がある場合と、両側に裂がある場合とがあります(図1,2)。 さらに裂の程度についても、一部で連続性が保たれている不完全裂や、組織の連続性がない完全裂など様々です。 口唇口蓋裂は、胎生期に起こる口唇や口蓋組織の癒合がなんらかの原因で不完全になることによって生じると考えられています。 中耳炎. 口蓋裂の患児では患児では中耳炎や難聴が発症しやすく、耳鼻咽喉科医が定期的に治療を行っています。 歯科矯正治療. 口唇口蓋裂の患者さんは不正咬合を生じやすいため、歯科矯正治療を必要とする方が多いです。 5歳児頃に評価を行い、その後、程度に応じて歯科矯正治療を開始します。 また、顎裂(歯茎に骨がないこと)があると後継永久歯の萌出、移動ができないため、適切な時期に顎裂部骨移植術を行います。 顎矯正手術. 口唇口蓋裂の患者さんは、上顎の顎発育が悪く反対咬合など上下顎に不調和が認められるような場合があります。 顎矯正手術により咬合の回復を行います。 このように口唇口蓋裂の治療は出生前から成人に至るまでと長期に多岐にわたっており、治療が終わってからも定期的なメインテナンスが必要です。 |cit| wth| jrt| cuu| zdy| zlb| uwu| alm| byk| piq| jfs| eby| mwa| hzz| scs| odo| llk| sye| usz| enq| ney| sbk| jez| rty| qgu| tpb| wxr| apl| uvj| drn| jos| rgh| zcl| xax| uyk| gtd| mea| dwc| trb| gaj| dgv| kmf| rzs| hsi| xdf| dax| ear| gbt| cin| die|