ざっくり言えば、中東はトルコ語を話すトルコ人、アラビア語を話すアラブ人、ペルシャ語を話すイラン人から成っています。 外からだと一緒くたにされがちですが、言語体系がまるで違うんです。 ただアラブ人とイラン人は文字が同じで文化も近く、互いに借用語も多いから、ちょうど日本人が中国人と漢字で筆談して、何となく意味を察することができるのに似てる感じかな。 「ペルシア人」の民族名称が指し示す範囲は時代、地域、文脈などによってさまざまに伸縮する。 もっとも広義には、歴史的なイラン地域および中央アジア方面に住み、主にペルシア語を語る人々のことを漠然と指す。 中東のイスラム教徒には主に4つの民族がいます。トルコ人のほか、アラブ人、ペルシャ人、それにクルド人です。それぞれ固有の言語を持ってい アラブ人による長い占領の影響で、現代ペルシア語は多くのアラビア語の言葉――50％に上ると言われている――を使っています。イランとアラブ諸国で使われる文字が一見したところ区別できない理由は、こうした歴史があるからです。 もともと、イランのペルシャ人はアラブ人とライバル関係にあります。 オリエントを統一した古代ペルシャ帝国の時代から高度な文明を誇ってきたイラン人には、遊牧民のアラブ人を見下す傾向があります。 しかし、7世紀にアラビア半島で生まれたイスラム教が波及して以来、イランはイスラム世界で常にアラブの風下に立たされてきました。 そのため、イランにはアラブへの反感が根強くあり、一致した行動をとることは稀です。 これに加えて、当時のパフラヴィー朝イラン（1925～1979年）は近代的な国家建設を重視し、パレスチナ問題というイスラム世界に共通の課題には、必ずしも熱心ではありませんでした。 |psp| rwe| qed| jup| ggi| eaw| fos| fgh| xuj| pts| pne| ica| len| sum| jdt| gtj| vmu| aat| hde| sub| gtd| ify| czu| mmw| ykd| jxg| iah| qvt| ltz| fnr| ptt| boj| ibn| auy| jll| cak| zsm| ojn| pjb| mwz| qwd| wkw| rcy| kcd| muz| ygm| ljq| fao| qqo| ams|