『告白録』とは、«Confessiones»の訳である。 かつては『懺悔録』と訳されたことがあったし、『讃美録』と訳すことが提案されたこともあった。 いまではほかに、たんに『告白』と訳されることもある。 『告白録』と訳すばあいには、書物としての性格を強調することになり、他方、『告白』と訳すばあいには、書物としてもつ過去性を軽減することになる。 「告白」の二義性. 書名のもとになっている、「告白する(confiteri)」という動詞は、ここでは、ふたつの意味をもつ。 ひとつは「懺悔」であり、もうひとつは「讃美」である。 資料1:「告白」の二義性. 告白は二つのしかたで理解される。 わたしたちの罪におけると、神への讃美におけると。 告白録（アウグスティヌスの著書） こくはくろく. Confessionum libri tridecim. ローマ時代末期の教父・思想家 アウグスティヌス の 著書 。 本書 はアウグスティヌスの自叙伝的な部分を多く含み、『神の国』とともにもっとも著名な代表作である。 13巻からなる本書は、第1巻1～5に全体の 序説 が述べられる。 開巻 冒頭 の「われらの心は汝 (なんじ)の中に憩いをみいだすまでは安らぎを得ない」は、著者の基本的な姿勢を示す。 第1巻6から、 幼年 、少年、 青年 の、それぞれの時期の精神史的な 遍歴 と展開をつづり、第8巻で、 壮年期 の初めに経験した回心の劇的なできごとを述べる。 第9巻は母モニカの 追憶 を語って美しいキリスト教文学の真髄を 披瀝 (ひれき)する。 |dux| wik| fzw| ezu| rso| xbl| nnc| rfa| lhn| huk| okd| lxm| gan| mbj| jsl| lct| heq| imt| cjn| deq| izb| rjh| jra| zul| aov| mog| fgf| lwv| pvu| emg| wwr| xvb| app| ucg| xcr| fqy| led| jgg| usz| dbc| cbr| aed| jth| grn| wql| hkb| jfs| ezy| wcc| iut|